サウナでかく汗と岩盤浴でかく汗の違い

まず、サウナならではの効果について

 

サウナは摂氏80~100℃という高温熱気浴ですから、そこに入浴するということはわたしたちの身体にとってもいろいろな影響があります。もちろん危険要素もあるわけですが、自分に合った入浴法でサウナならではの効果を得ることができます。

 

サウナに入ると呼吸は安静時の2倍近くも亢進(こうしん)します。その結果酸素の摂取量が増え、代謝産物を分泌することなどで肉体疲労を回復し、エネルギー再生産がなされて疲労回復の効果が上がるんです。

 

また、サウナによる高温の空気が全身の皮膚を刺激し、中枢神経の興奮が高められます。これによって神経による身体機能の調整がうながされ、ストレスの解消にもなるんですよ。

 

入浴の直後は一時的に血圧が上昇しますが、その後血管の拡張によって最高血圧・最低血圧ともに低下。とくに最低血圧の低下は、高血圧のひとにとってサウナならではのうれしい効果です。

 

遠赤外線サウナのような低温サウナや家庭用サウナにゆっくり入ると、鎮静効果が働きます。活動的な昼のリズムから急速のリズムへの自然な転換がはかれ、快適な睡眠に役だてることも。サウナ浴をすると血行もよくなり、筋肉内を循環する血液量も増えるため肩こりや腰痛解消の効果もあるのです。